COLUMN家づくりコラム

こんな土地は要注意!コストアップになる土地.1

イエタッタ編集部
2021.06.11

インターネットや不動産会社で探すと、多くの土地が出てきます。
サイズ、形、価格も様々なものがあります。
中には、場所の割に価格が安いと疑問に感じるものもあります。
そういったものは、住宅の設計を始めたらあとで費用がかかり割高になる可能性があります。

そこで、選んだ土地が原因で、コストアップになってしまう事例を、2回に分けてご紹介します。

 


1.土地に大きな高低差がある。


土地の高低差は、現地で見れば一目でわかります。
高低差がある土地は、「造成工事」が必要になります。
「造成工事」とは、土等が崩れ落ちないように、コンクリートの壁を造る工事になります。
また、高さによっては「崖地」という扱いになり、自治体と安全性の協議が必要になります。
造成工事は規模によりますが、100万円以上かかることもあるので要注意です。

 


2.土地に上下水道がない


土地を買っても、そこに上下水道が引き込まれているとは限りません。
薄いグレーの直径20cmぐらいの丸いフタ(公共桝)や、青色の四角いボックス(量水器)が無い敷地には、上水も下水も引き込まれていません。
土地の道路側のすみを見て確認することもできますし、不動産会社に聞けば答えてくれます。
下水道の加入負担金が約20万円(自治体によって変わります)、引込工事で数十万円という費用がかかります。
引込工事は、目の前の道路に上下水道管があればいいのですが、近くになく100m先にしかないなんて場合もあります。
そういった時は工事費用が高くなるので要注意です。

 

3.古家付き

 

古家付きは、敷地に住宅が建ったまま販売されているものになります。
売買価格にその住宅の解体工事費が含まれている場合と、含まれていない場合があります。
解体工事費が含まれていない場合は、解体費用がかかります。
もしその住宅が、木造2階建て35坪程度であれば、解体費用に200万円はかかると考えておきましょう。
(※解体費用は年々上昇傾向にあるため、必ず先に見積を取る事をお勧めします。)
ただし、古家付きは意外と立地の割に安い掘り出し物があったりするので、狙い目の物件がある可能性があります。

 

次回「こんな土地は要注意!コストアップになる土地.2」に続く

住宅マッチ診断 診断スタート

住宅マッチ診断 診断スタート

記事一覧に戻る