COLUMN家づくりコラム

侵入させない!新築戸建ての防犯対策②

イエタッタ編集部
2022.06.13

セキュリティが強化されたマンションなどと比べると防犯性が低い傾向にあるといわれている戸建ての住まい。空き巣などに狙われにくい家とはどんなものか、侵入を防ぐ対策法などについてしっかりと考えておきましょう。窓などの開口部、植栽やデッキなどに考えられる、防犯に役立つ住まいづくりについてお伝えします。

 

◆空き巣に狙われやすい家の特徴は?

 

空き巣がターゲットにしやすい家には、以下のような特徴があるといわれています。

・人通りが少ない土地に建っている
・住居の周辺に街灯が少ない
・高い塀や植栽などがあり、建物の周囲に死角が多い
・室外機や物置など、足場となる物がある
・0~4時にかけた深夜に、留守のことが多い

空き巣は家人の留守を狙って侵入することが多いため、人通りが少ない場所に建つ家は狙われやすいといいます。就寝時や出掛ける際はしっかりと玄関や窓などの施錠をすることを習慣づけるのはもちろん、事前にできる限りのセキュリティー対策をしておきましょう。

 

 

◆空き巣の多くは窓から侵入?窓の防犯対策

 

・防犯ガラスの設置
2枚のガラスの間に樹脂中間膜があることにより、割れにくい構造になっている防犯ガラス。割れにくく、侵入に時間がかかるという点で抑止力になります。

・防犯フィルムを活用
防犯ガラスを設置するよりも低コストなのがメリットです。フィルムの厚さはさまざまですが、厚みの数値が大きいものほどやはり防犯効果が高まります。一般的には350ミクロン以上の厚さのものが推奨されています。

・面格子・室内面格子、ウィンドウシャッターの設置
防犯ガラスや防犯フィルムよりも安心感があり、視覚的にも防犯効果があるmpが、面格子・室内面格子やウィンドウシャッター。ウィンドウシャッターの開閉には、手動タイプや電動タイプがあります。いずれも防犯性は高まりますが、景観を重視する人には不向きといえます。

・クレセント錠の強化、補助錠の設置
クレセント錠とは、クレセント(三日月)のような半円形の金具がついた鍵のこと。防音性や気密性確保を目的とした鍵です。窓ガラスを割って、外からクレセント錠を回すことで簡単に窓を開けることができるという危険性があります。窓の鍵の防犯性を高めるには、クレセント錠自体に鍵のついたものやダイヤル式になったものを付け替えたり、クレセント錠にプラスして補助的な鍵を設置するという対策があります。

 

・警報音が鳴るセンサーを設置
不審者の侵入を察知して警報音がなるセンサー。防犯グッズとして安価なものが販売されているので、意外と気軽にできる対策です。窓が開けられた場合に作動する「開放検知型」、振動に反応する「衝撃検知型」、両方の機能を持った「衝撃・開放検知型」があります。窓のタイプに合わせて選ぶのがおすすめです。高い防犯性を得たいのであれば、警報音が100㏈以上の音量の大きいタイプを選びましょう。

侵入口として最も狙われやすい窓。さまざまな防犯対策の方法があるので、機能性や快適性、外観などのデザイン性を損なわないかなど、全体のバランスを考えながら安心・安全な家づくりを行いましょう。

 

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