COLUMN家づくりコラム

憧れの庭付き一戸建て。庭が暮らしに与える彩り②  

イエタッタ編集部
2022.10.03

誰もが憧れる庭のあるすてきな住まい。緑そのものや植物を育てることに癒やされる庭、子どもやペットがのびのびと遊べる庭、防犯を考慮した庭…。住人の理想やライフスタイルによって、つくりたい庭はさまざま。今回は、全体のデザインや仕上げ方など、具体的にどんな庭があるかについてお話します。

 

◆庭園をつくる場合、テイストはさまざま

・日本庭園

昔ながらの和の庭。飛び石やししおどし、手水鉢など、和のモチーフを取り込んだ、落ち着きのある空間です。住宅デザインに合わせて洗練された和モダンにデザインする方法もあります。

 

 

・イングリッシュガーデン

自然の風景を住まいの庭に凝縮する日本庭園とは異なり、ありのままの自然をの美しさを追求する庭がイングリッシュガーデン。植物の高低差や色の違いをあえて統一しないことが、ナチュラルな庭をつくります。

 

・リゾートガーデン

ヤシやネムノキなど、南国の植物を取り入れ、チェアやパラソルなどを設置することでリゾート風のゆったりとした空間に。くつろぎを重視した庭です。

 

・ドライガーデン

南米など乾燥地域に自生する植物を中心に取り入れた庭。サボテンなどの多肉植物が主流です。小規模な庭でつくりやすく、水やりなどの手間がほとんどないので世話が楽なのも人気の理由。

 

・北欧風

フィンランドなどの北欧地域のテイストを散りばめた庭は、削ぎ落された近代的なデザインが特徴。イングリッシュガーデンとの違いは、建物の景観を活かすようなシンプルさだといえます。

 

・南欧風

南フランス、プロヴァンス風の庭はグリーンがメイン。春夏秋冬、その季節をしっかり感じられる植物を植えるのが特徴です。暖かな色合いの石畳やレンガなどを取り入れると、南欧のテイストになります。

 

◆庭園はつくらないまたは部分的につくる際、他のスペースの仕上げは?

・芝生(天然芝、人工芝)

天然芝は、瑞々しい緑が感じられるのが最大のメリット。子どもやペットを安心して遊ばせられます。また、夏は涼しいというメリットもあります。手入れが必要であること、コストがかかることがデメリットです。

人工芝のメリットは、鮮やかな緑を簡単に取り入れることができ、手入れをする必要がないこと。近年、その種類も増えており天然芝のようにリアルな人工芝もあります。

 

・砂利、砕石

防犯対策の代表的なアイテムとして使用されるのが砂利。歩くと音をたてるので、侵入者があった場合にすぐ察知できるからです。サイズや色、風合いなどさまざまあるので、住まいや庭のイメージに合わせて選ぶことができるのもメリットです。土埃が舞うのを防ぐという効果もあり。デメリットとしては、落ち葉などの掃除が大変であること、フラットではなくなるので歩きにくさを感じることがあげられます。

 

・コンクリート

もっとも手入れがいらないのが、コンクリート仕上げの庭。砂利を敷くよりもコストがかかりますが、掃除の手間がなく、地面をフラットにできるので駐車も楽なのがメリット。デメリットとしては、殺風景になりやすいこと、蓄熱によって夏は熱くなりやすいという点があります。

 

・土、砂

最もコストがかからない仕上げは、土のままにすること。デメリットは、砂埃が立つ、雨天時は泥が気になるなど。人気があるのは、薄茶色の山砂(真砂土)。明るい雰囲気の庭ができ、比較的雑草も生えにくいという特徴があります。他にも細目砂や粗目砂などの種類があります。

 

その他、レンガ張りやウッドチップなど、さまざまな仕上げ方法があります。理想の庭のイメージ、手入れを続けられるかなどを考慮した上で、住まいやライフスタイルにぴったり合った庭をつくり、豊かな暮らしを実現しましょう。

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