COLUMN家づくりコラム
家づくりの前に、まず考えること
これから家づくりを始める時に、まず何から始めれば良いでしょうか?
雑誌で調べる。
インターネットで調べる。
イベント(内見会や展示場)に参加してみる。
この、どれかから取り組むのではないでしょうか。
しかしどれに取り組んでも、スムーズに進まないのが実情です。
その理由は、どのような暮らしをしたいかが決まっておらず、住宅会社を選ぶ「ものさし」が無いからです。
「ものさし」が無ければ良いも悪いも測れません。
例えば展示場に行ったとしましょう。
旦那様「僕は1件目が、なんとなくリビングの雰囲気が良かった」
奥 様「私は2件目の営業マンの雰囲気が良かった。3件目は、うーんどんな家だっけ?」
旦那様「あれ?営業マンの雰囲気が良かったのが3件目じゃなかったけ?」
このようななんとなくの印象で、曖昧な記憶が蓄積していくことが多くなると思います。
雑誌、インターネット、イベント参加よりも、まず家族でどんな暮らしがしたいか話し合ってみるのが重要です。
その際、限りあるお金と時間をどう配分するかをイメージするのがポイントです。
①利便性の高い都市部に住み、通勤時間や生活の利便性を図りたい。
②家で過ごす時間を大事にし、くつろげ、またオリジナルな高性能な住まいにこだわりたい。
③毎年家族で海外旅行に行きたいから、費用はリーズナブルに抑えたい。
どれもお金と時間の分配バランスが異なるのがおわかりでしょうか。
例えば①であれば、
都市部になれば土地の費用が高くなるので、その分建物に回せる費用が少なくなります。
②であれば
費用を建物に回すことになるので土地の費用を抑える、または広い敷地でなければいけない場合は、多少、通勤時間は長くなるが郊外の土地が安い地域になります。
③であれば
家の費用は抑えて、とにかく旅行にお金を投資する考え方です。
このようにどんな暮らし方で、どんな生活をしていきたいか、家族でものさし(価値観)を合わせることで、どんな住まいを考え、どのような暮らしが自分達に合うか、はじめて判断できます。また今だけではなく、子供が大きくなり巣立っていったときや、その後の老後の生活や老後をどのように送りたいかも考えることも重要です。
このものさし(価値観)があれば、雑誌やインターネット、内見会等で情報を探すときの判断基準になり、その住宅会社が自分たちに合うのか判断できるようになります。
家づくりをこれから考える方、また既に考えているけど迷っている方は、暮らし方について考えてみてください。
きっとそこに理想の住まいがあります。