COLUMN家づくりコラム

天然木の風合いが魅力。無垢材の種類と特徴

イエタッタ編集部
2021.11.08

住まいの床材として人気が高い無垢材。天然木を加工したもので、木目の美しさはもちろん、心地良い足触りと、温かみが感じられるという魅力があります。一口に無垢材と言っても、その種類はさまざま。今回は、11種類の無垢材と、それぞれの特徴を紹介します。

 

 

主な無垢材の種類

 

オーク(ナラ)、チーク、メープル、ウォルナット、バーチ、タモ、ブナは広葉樹。

スギ、ヒノキ、パイン、アカマツは針葉樹です。

一般的に広葉樹は重くて硬く、傷がつきにくい、針葉樹は軽くて柔らかい、空気を含むため温かいという特徴があります。

 

◆オーク

無垢材の中でも特に人気が高いオーク。丈夫で傷がつきにくく、耐水性にも優れています。無垢材の中でも安価。オーク材の中にも、レッドオークやホワイトオーク、ミズナラなどの種類があります。

 

◆チーク

美しい木目と耐久性を持つ高級木材。経年により色の深みが増すのも特徴です。水や害虫にも強く、伸縮率も小さいため、建築だけでなく幅広い用途に用いられています。

 

◆メープル

きめ細やかで美しい木目と、つるつるとした肌ざわりの良さが魅力のメープル。しっかりとした強度があり、衝撃に強いという特徴があります。無垢材の中でも硬度が高く、傷はつきにくいものの、冬場は冷たさを感じることも。

 

◆ウォルナット

チークと並んで高級木材の一つ。耐久性に優れ、衝撃に強く、気候の変化による膨張や収縮がほとんど生じないという特徴があります。重厚感のある、落ち着いた色合いと木目が美しく、テーブルやチェストなどの家具に使用されることも多い銘木です。経年により味わい深さが増すことも人気の理由。

 

◆バーチ

緻密で光沢のある木肌が美しく、年月を経ても変色しにくいバーチ材。すり減りが少なく、衝撃吸収性があるのも特徴です。ウォルナット同様、きちんと乾燥されたものであれば反りなどの狂いが少ないのも魅力。

 

◆タモ

しなりのある強靭性を持つタモは、加工のしやすさから多岐に渡る用途に用いられている木材。弾力がありながら硬質で、耐久性も抜群。衝撃吸収性もあり。比較的木目のはっきりとした素材です。

 

◆ブナ

きめ細やかな木目を持ち、硬く粘りのあるブナ。硬さがありながら、曲げに強く、曲線のある家具などにも多く使われています。板目にあらわれる細かな斑点模様も特徴の一つ。淡い色合いが人気です。

 

 

◆スギ

日本の代表的な木材であるスギ。直線的で美しい木目、やわらかな触り心地が特徴です。保温性に優れ、温かさが感じられる木材です。柔らかい材質であるため、傷は付きやすいですが、傷も含めて経年変化と考えて楽しむ人も多々。辺材は白色、心材は淡紅色から赤褐色と色のバラエティーも豊富。

 

◆ヒノキ

スギと並んで日本を代表する木材の一つ。浴槽などによく使われているように、水に強いのが特徴。耐久性に加え、強度が高く、害虫忌避の役割も果たします。独特の香りが楽しめるのも魅力です。

 

◆パイン

節が多く、素朴で温かみが感じられるパイン材。熱伝導率が小さく、冬は温かく、夏は涼しく感じられ、素足で過ごすのにぴったりの素材。衝撃吸収率も高いため、足腰にやさしいともいわれています。木の良い香りが漂い、癒やし効果があるのも特徴です。

 

◆アカマツ

軽くてやわらかく、耐久性に優れた木材。赤褐色で木目がはっきりとしています。脂分を多く含んでおり、経年によって美しい飴色の光沢が出るのも魅力。

 

家づくりにおいて、床材選びに迷ってなかなか決められないという人もいるのでは。見た目の好みはもちろんあると思いますが、ぜひこれらを参考にしてそれぞれの特徴を比べながら、検討してみてください。上記以外にも無垢材の種類があるので、おうちづくりのパートナーにもぜひ相談を。

 

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