COLUMN家づくりコラム
電球・蛍光灯、交換時に役立つ基礎知識
照明が切れ、いざ交換するとなったとき、間違ったサイズや種類を買ってしまったという経験はありませんか。電球や蛍光灯の種類は多種多様。照明器具に書いている型番の見方も分かりづらく、買い替え時に困ってしまうこともありますよね。そんなときに役立つ、電球や蛍光灯の種類に関する基礎知識をお伝えします。
【電球の場合】
◆型番を確認
例として、「LW100V60W」という型番の電球の場合は、
LW=白熱電球 100V=電源電圧が100ボルト 60W=消費電力が60ワット
上記の電球ということになります。「LW100V60W〇〇」のように、補助記号や数字が付いた商品もあるので、確認してから購入しましょう。
◆口金のサイズを確認
口金(ソケットに差し込むネジのような部分)の型番は、アルファベットと数字の組み合わせで表されます。
「E26」であれば、直径26cmの口金ということ。一般的な電球はこのサイズの場合が多いようですが、やはり電球の種類によって異なるため、購入前にしっかりチェックしておきましょう。
◆白熱電球の種類
フィラメントに電流を流して発光する、昔からあるタイプの電球。透明のガラスでフィラメントが見えるタイプのものは「エジソン球」とも呼ばれ、レトロでおしゃれな魅力があります。
・L=クリア電球
・LW=白熱ランプ(白い塗装が施された電球)
・GW=ボールランプ
・LBS=ブルーソフトランプ
・RF=レフランプ
・BRF=ビームランプ
・CRF=ビームランプ(熱線カット)
・SF・SC=ミニ電球
◆電球形蛍光灯の種類
白熱電球のソケットに装着して使用できる蛍光灯。白熱電球より高価ではありますが、省エネで長寿命、電気代を低く抑えられるという特徴があります。
・EFA= 一般電球形
・EFG =ボール電球形
・EFD= カバーが無く蛍光灯部分が露出したもの
※語頭の「EF」は電球型蛍光ランプを表しています
◆LED電球の種類
日本語では発光ダイオードと呼ばれる、新たな電球。白熱電球と比べ省エネで長持ちするため、利用者が増えています。
LDA =一般照明用電球形、小形一般照明用電球
LDG= ボール電球
LDR =反射形電球(ビームランプ、レフランプ、投光用電球、ミラー付ハロゲン電球形)
LDC= シャンデリア電球
LDT = T形(筒形形状)
LDF =その他(フラット形など)
【蛍光灯の場合】
◆型番を確認
例として、「FL20SSD/M/18」の場合は、
FL=点灯形 20=管長(ワット数) SS=管径(太さ) D=光色 M=タイプ 18=消費電力が18ワット
蛍光灯の点灯方式
・FL=グロースタータ形
グロースタータという点灯管を用いて点灯させる方式。安価ですが、点灯までに数秒時間がかかり、ちらつきが出やすいというデメリットも。
・FLR=ラピッドスタート形
点灯管を用いず、即時点灯するのが魅力の点灯方式。
・FHF=高周波専用形・インバータ形
ちらつきがなく、省エネ性能が高いもの。オフィス等で使用されることが多い点灯方式。
管長(ワット数・長さ)
・40形(1198mm)
・110形(2367mm)
・20形(580mm)など
管径(太さ)
・SS=28mm
・S=32.5mm
・H=高出力
光色
・D=昼光色
・N=昼白色
・W=白色
・WW=温白色
・EX=3波長色 など
タイプ
M=ラピッドスタート形
※Mの表記がないものはグロースタータ形です
消費電力
省電力仕様の製品のみ消費電力の表記があり、記載がない場合は管長(ワット数)通り。
蛍光灯は、点灯方式と管長(ワット数)が一致していれば、完璧に型番が同じ商品でなくても問題なく使用することが可能。色味を変えたり、異なるメーカーの物を購入してみても大丈夫です。ただし、点灯方式と管長が異なる場合は使えないので注意してください。電球や蛍光灯交換時に悩んだ場合は、ぜひこの記事を参考にしてみてくださいね!