COLUMN家づくりコラム

普及が進む太陽光発電。気になる設置費用やメリット・デメリット

イエタッタ編集部
2022.03.14

普及が進む太陽光発電。気になる設置費用やメリット・デメリット

 

太陽光発電を導入する家庭が増えている昨今。SDGs達成の観点からも注目されており、国の補助金制度などを活用して設置することもできます。最近の平均設置費用や、メリット・デメリットについてお伝えします。新築を検討する際、ぜひ参考にしてみてください!

 

◆そもそも家庭用の太陽光発電ってどんなシステム?

太陽光発電とは、屋根に取り付けた太陽光パネル=太陽電池モジュールに太陽光が当て、発電を行うシステム。作られた電気は、家庭で利用できるよう変換され、そのまま利用したり売ったりすることができます。

 

 

◆太陽光発電システムの設置費用は?

世界的に太陽光発電が普及している中で、住宅用太陽光発電のシステム設置費用は、新築、既築住宅ともに低価格化が進んでいます。

経済産業省の「令和4年度以降の調達価格等に関する意見」によると、

2021 年設置の平均値は 28.0万円/kW(中央値 28.4 万円/kW)。2020 年設置より 0.4 万円/kW(1.3%)、2019 年設置より 1.3 万円/kW(4.3%)減少しています。※平均値の内訳は、太陽光パネルが約 60%、工事費が約 25%

 

◆メリット

・光熱費を抑えられる

通常の家庭では、電気は電力会社から購入しなければなりません。太陽光発電システムを導入している家庭は、自宅で使う電気を自家発電によりまかなえるので光熱費が抑制できます。

 

・余分なエネルギーは売ることができる

使い切ることのなかった電力は、電力会社に売ることができます。光熱費を抑えられる他、太陽光発電システムを導入することで。新たな収入源にもなるので家計の助けになります。

 

・災害時に利用できる

台風や地震などの災害が起きて停電してしまったとき、太陽光発電システムを設けていれば電気を使うことができるので安心です。

 

・環境に優しい

一般的な電力会社は火力発電により二酸化炭素を多く排出。火力発電と比較すると、太陽光発電は二酸化炭素の排出が少ないので、環境に優しいのが特徴です。

 

◆デメリット

・定期的なメンテナンスが必要

太陽光発電システムには、メンテナンスが義務付けられています。施工店によって頻度は異なりますがその都度費用がかかります。

 

・日射量や天候によって発電量が左右される

設置場所や地域による日照時間が発電量に影響します。また、曇天時や雨天時にも発電は可能ですが、晴れた日に比べると大きく発電量は減少。日影を生む障害物があるかどうかや、日当たりの良い位置に太陽光パネルを設置できるのかどうかなどを確認しましょう。

 

・光害トラブルのリスク

住宅に設置した太陽光パネルの反射光が、近隣住宅に向かうことでトラブルを起こしてしまうという場合も。設置する際は、周囲の環境や設置角度を確認するほか、反射光を軽減できる加工を施すなどの対策が必須。

 

国も推進している家庭の太陽光発電システム導入には、多くのメリットがあります。いくつかあるデメリットに関しては対策をしながら進めるといいでしょう。設置費用やメンテナンス費用と、月々の発電や売電により抑えられる費用のバランスを見て検討を。施工店や専門家に相談しながら、シミュレーションを行うことをおすすめします。必要なエネルギーすべてを電力でまかなうオール電化住宅にしたり、蓄電池を設置することで光熱費が大幅に抑えられます。各社がさまざまなプランを設定しているので比較してみましょう。

 

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