COLUMN住まいのコラム

家づくりにおいて大切な「窓」。窓の持つさまざま性能とは①

イエタッタ編集部
2022.04.28

快適な住まいづくりにかかせないのが、「窓」を考えること。外気温の影響については、外壁が注目されがちですが、大きな影響を受けるのは実は窓。そのため高性能のものを取り入れることが良質の住まいにつながります。夏は涼しく冬は暖かい、快適で健康的な家をつくるため、窓に意識を向けてみませんか。

 

 

◆窓の基本3性能と、その他の重要な役割
景色を楽しんだり、外気を室内に取り入れたりといった窓のあり方はもちろん、現代の住まいにおける窓には多数の性能が備えられています。それぞれに項目や等級があり、JISや建築基準法により定められています。

基本3性能
・気密性能…隙間風、チリや花粉を防ぐ
・水密性能…雨水や水しぶきを室内に入れない
・耐風圧性能…強い風にも耐える

その他の役割
・遮音性能…屋内・屋外の音の出入りを遮る
・防犯性能…侵入行動に対する抵抗力
・防火性能…火災発生時に被害の拡大や類焼を防ぎ、安全性を保つ
・防露性…建具やガラスに発生する結露を抑える
・断熱性能…屋内の熱移動を抑える
・遮熱性…日射などによる熱の侵入・放出を遮る

 

◆重視されるのは断熱・遮熱性能
快適な暮らしを送るためには、窓の断熱・遮熱性能が重要になります。夏の熱気は約70%が窓から入り、冬は約60%もの熱が窓から失われるといわれています。室温は健康に大きく関わる他、冷暖房機器の使用などによる光熱費にも影響。窓の性能を上げることで、室温を適温に保ち、省エネ・環境への負担を軽減できるというメリットがあるのです。
また、住宅はもちろん健康にも悪影響を及ぼす結露についても、断熱性を高めることで防ぐことが可能です。

 

◆窓の熱貫流率とは
窓の断熱性能においてよく登場するワードが、熱貫流率です。熱貫流率とは、簡単にいうと熱の伝わりやすさのこと。窓の断熱性能は、断熱性能は、熱貫流率(W/㎡・K)で表されます。
熱は物体を通して、暖かい方から冷たい方へと伝わります。室内側と室外側の温度差を1℃としたとき、窓ガラス1㎡あたりに対して、1時間にどれだけ熱が通過するかといった熱量のことをいいます。熱貫流率が低いほど熱を通しにくく、断熱性が高いということになります。寒冷地などで二重窓が多く採用されている理由は、窓と窓の間に空気の層を作ることによって熱感貫流率を下げるためといわれています。


窓選びは、住み心地が良く長く暮らしていく貯めの家づくりに非常に重要。住んでいる地域や予算にもよりますが、目先の出費で低性能の安価なものを選ぶよりも、長い目で見て光熱費の支払いが抑えられたり快適性を保つことができる、高性能の窓を選択することをおすすめします。現在、さまざまな面において高い性能を持つ窓が多数展開されています。次回は、サッシやガラスの具体的な種類や性能についてお伝えします。

 

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