COLUMN家づくりコラム

考えてみよう。ライフスタイルに応じたクローゼット選び

イエタッタ編集部
2022.09.05

家づくりにおいて、間取りを決定する際に重要なポイントになる収納。すっきりとした暮らしを求めて、大容量のクローゼットを設ける方が増えています。収納上手な住まいをつくるには、ライフスタイルに応じたクローゼットを選ぶのが重要。今回は、クローゼットの種類や特徴について紹介します。

 

◆4タイプあるクローゼット
・壁面クローゼット
壁に窪みをつくり、収納スペースを設けます。最もオーソドックスなタイプのクローゼットです。限られた空間にも設置しやすいのが特徴です。横一列に洋服をかけられるので、見やすくより出しやすいというメリットがあります。基本的には吊るすことをメインとした構造なので、洋服以外の物の置き方には工夫が必要になります。

 

・ウォールインクローゼット
中に入って歩ける広さのクローゼット。WICと略されます。衣類をゆったりと収納することができ、衣替えをする必要もなくなります。クローゼットの中で着替えをすることも可能です。余裕のある大きさのウォークインクローゼットを設けると、衣類の他にも季節用品やスーツケースなどを収納することもできます。
押し入れなどの収納に比べて住まいの中で専有面積が大きくなるのがデメリットといえます。


・ウォークスルークローゼット
ウォークインクローゼット同様、中を歩けるほどの大きさで、2カ所に扉を設けることで通り抜けられるようにしたもの。効率的な動線が叶う他、自然光や風を室内に取り込みやすいというメリットもあります。

 

・ファミリークローゼット
家族で共有するクローゼット。通常は家族それぞれの部屋にある衣類の収納を、一か所にまとめたものです。洗濯物を各部屋へ運ぶ手間が省けるというメリットがあります。また、動線が短縮できる他、各部屋にゆとりが生まれます。ただし、子どもが成長したときは、プライバシーに配慮し各部屋に衣類収納を設ける必要がある場合もあります。

 

◆クローゼットの扉
壁面クローゼットの場合は一般的に折れ戸がよく使われます。ウォークインクローゼットなどに使われるのは開き戸や引き戸タイプ。また、扉を設けず店舗のような見せる収納にする場合も。オープンなスタイルでゲストの視線が気になる場合は、スクリーンなどを活用すれば隠すこともできます。

 

 

◆ライフスタイルに合わせたクローゼットの配置

ファミリークローゼットなどを効果的に使えるようにするには、配置にこだわる必要があります。家族の暮らしを想像しながら、使い勝手の良いクローゼットの間取りを考えましょう。

 

・玄関につなげる
玄関とクローゼットをつなげることで、帰宅時に上着や荷物をスムーズに片付けられるようにします。


・バルコニーやサンルームなど、洗濯物を干すスペースにつなげる物干しスペースとクローゼットをつなげることで、洗濯ものを取り込んだ後の片付けを容易にします。


・洗濯機を置く脱衣所・洗面所につなげる
衣類を着脱する脱衣所や洗濯機を置く洗面所にクローゼットをつなげます。さらに物干しスペースともつなげることで、より動線が良くなり家事が楽になります。


・寝室につなげる
寝室とクローゼットをつなげることで、着替えや身支度がスムーズに行えます。回遊性のある間取りにすることで、家事動線も良くすることができます。
生活に必要不可欠な収納スペース。家族の人数や生活スタイルに合わせてクローゼットを考え、快適な住まいを実現しましょう。

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