COLUMN家づくりコラム

家づくりに関わるお金の話②

イエタッタ編集部
2022.10.17

マイホームを建てる際、まず取り組まなければならないことの一つが資金計画。家は一生に一度の大きな買い物。しっかりとしたプランを立てたいものです。今回は、住宅ローンの種類や返済方法などについてお伝えします。

 

◆住宅ローンの金利タイプについて

さまざまなタイプがある住宅ローン。基本的には金利によって分けられています。フラット35のような返済が終了するまで金利が変わらない「全期間固定金利型」、金利が変動する「変動金利型」、一定の期間のみ固定金利となる「固定金利期間選択型」。

 

 

・全期間固定金利型

借入期間中、金利が固定されるタイプのローン。変動金利とは異なり金利変動の影響を受けることはなく、返済の総額も最初に把握できるのでプランが立てやすいというメリットがあります。

 

・変動金利型

変動金利型は、半年ごとに金利が見直され、その金額に応じて元本と利息の割合が変更されるというもの。返済額は5年ごとに見直されます。金利の変動によって返済額が増えてしまうというリスクがありますが、借入額が少なく返済期間が短いケース、金利が上がった場合にも対応できる人に向いています。

 

・固定金利期間選択型

固定金利期間選択型とは、最初に固定金利期間を定め、その期間終了時に固定金利にするか変動型に切り替えるかのどちらかを選択するというタイプ。金利の固定期間が短いほど低金利になりますが、期間終了時点の金利によって返済額が上がる場合があります。

 

◆住宅ローンの返済方法

住宅ローンの返済の仕方には、元利均等返済と元金均等返済の2種類があります。

 

・元利均等返済

毎月の返済額が決まった返済方法。返済当初は利息が多く、元金額の減り方は遅くなります。しかし、月々の返済額は変わらないので、返済計画が立てやすいというメリットがあります。借入当初の返済額を抑えたい人に向いています。

 

・元金均等返済

借り入れた元金を返済期間で均等に割り、元金部分の残高に応じて利息部分を載せていくという返済方法。毎月の返済額は返済当初が最も多く、徐々に減っていき、総返済額は元利均等返済よりも少ないのが特徴です。余裕のあるうちに返済を前倒ししたい人に向いています。

 

利用する金融機関や金利のタイプなどだけでなく、返済方法についてもどちらを選ぶか検討することも忘れずに。総返済額や月々にかかる負担が異なるので、ライフプランはもちろん、返済期間や家計の余裕などを踏まえ、無理のない資金・返済計画を立てましょう。情報を集め、金融期間のシミュレーションを利用しながら、しっかりと準備してください。

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