COLUMN家づくりコラム

夏になると気になる、家の換気について

イエタッタ編集部
2021.08.05

意外と大切な家の換気と窓の配置

暦が8月ともなると、夏真っ盛り。もはやエアコンなしでは過ごすこともままならない日が続きますよね。とはいえ、24時間エアコンを稼働させ続けると、電気代が恐ろしいことに、、、環境への配慮を考えても、できれば電気の使用量は押さえたいものですよね。

 

シンプルな対策として挙げられるものの一つに、「窓の換気」があります。ほとんどといってよいほど、住まいには掃き出し窓(下の部分が床と同じ高さにあり、ベランダやウッドデッキに出るため大きな窓)があります。また、建物の立地や間取りの都合さえ合えば、南側に面した位置にある場合が多いです。これは、南側に大きな窓を配置することで採光を行い、部屋の中を自然光で十分に明るくする狙いがあります。その大きさゆえに、換気を行う際には開けること多いのが一般的です。

この時大切になってくるのが、換気のうえで掃き出し窓の相手側となる窓の存在です。

 

高窓イメージ

直線、もしくは対角線上の配置関係がポイント

開口の大きな掃き出し窓といえど、「空気の通り道」が確保されていなければ十分な換気ができるとは言えません。つまり、外からの空気を入れたり、外へ空気を出すためには2か所の窓が必要というわけです。その際に大切なのは二つの窓の位置関係、それらは直線か対角線上に配置されていることが理想と言われています。でも、住まいの制約によっては都合よく窓が配置できないことがほとんどですよね、、また耐震の性能面から考えても、あまり窓を増やすことは構造上難しい場合もあります。そんな時はどうすればいいのでしょうか?

 

北側には小さな高窓やスリット窓を

よくあるのが、北側が玄関である場合です。その際には玄関を開ければよいのですが、虫が入ってきたりすると嫌ですよね。そのためにも玄関専用の網戸を設置することが有効です。玄関を開けるとかなりの通気性が確保されますので、家の中を心地よい風が通り抜けていくのを実感できます。また最近では、玄関ドアそのものに通気機能を持たせた製品もありますので、見た目にこだわるなら、そういったものを設置するのもおすすめです。
では、北側が玄関ではない場合で、あまり大きな窓を設置できない場合は?そんな時は高窓やスリットの窓でもよいので設置することを検討してみましょう。北から南への風は通りが良いので、あるのとないのでは体感温度がかなり違いますよ。

 

いかがでしたでしょうか、たかが換気ですが、住み始める前から考えておくだけで、住み心地も変わってきます。ぜひ参考にしてくださいね。

 

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