関西で快適な暮らしをするのに必要な断熱材の種類は?
岡本工務店(アールプラスハウス大阪)の松村です。
皆さんと共に「大阪で注文住宅を建てるために本当に必要な知識」を学んでいくブログを書いています。
今回は『断熱材の種類』について勉強をしました。
『断熱材』は快適な暮らしをするためには必要不可欠な物でしっかりとしたものを選ばなければ夏は暑く冬は寒い生活をおくることになってしまいます。
今回はなにを選べばいいのか、岡本工務店ではどの種類を推奨しているのかをお伝えしていきます。
まとめ
・岡本工務店では「ネオマフォーム」を推奨している。
・ネオマフォームの熱伝導率は0.020W/m・K
・グラスウールと発泡ウレタンは商品によって差がある
岡本工務店で推奨している『断熱材』は?
岡本工務店では「ネオマフォーム」を推奨しています。
その理由としては「断熱性が高い」からです。
「ネオマフォーム」の熱伝導率は空気の性能を超える0.020W/m・Kと驚異の数字になっています。
材料はとても薄くその厚みで高い性能を発揮している高性能な断熱材です。
ネオマフォームはなぜ熱伝導率は低い?
ネオマフォームの構造は100ミクロン以下というとていうとても極小な気泡でできています。
さらにこの気泡は小さいだけでなく90%以上が「独立気泡」と呼ばれる密閉された構造になっておりその気泡膜がガスを通しにくい性質を持っています。
こられのおかげで「ネオマフォーム」は発泡ガスをしっかりと閉じ込められるので長期間高い性能を維持することができます。
これまでプラスチック系断熱材にはフロン系のガスが多く使われていました。ですがそれでは地球環境に悪いです。
しかしネオマフォームは炭化水素で発砲に成功しているので理想の発泡ガスといわれております。
グラスウールの性能と特徴は?
グラスウールは安価で高い断熱性能を持つことから日本の住宅では昔から多く使われてきました。
ですが高性能なグラスウールと高い技術力がなければせっかくの性能も発揮できず寒さや暑さを防げません。
グラスウールはボード状の物や吹込みタイプなどがあり繊維の密度(K=kg/㎡)によって種類がわけられます。
この密度が高いほど断熱性能が優れています。
施工会社がグラスウールを使用している場合、何Kのグラスウールを使用しているのかを聞いてより高い断熱性能のグラスウールを使うようにしましょう。
発泡ウレタンの特徴は?
発泡ウレタンは形が崩れにくいのが特徴です。
グラスウールは繊維状なので水分を含んでしまうと断熱効果が薄れ、腐食の原因になります。また水分を吸収してしまうと乾いたからといって形がもとに戻るということはありません。
それに比べ発泡ウレタンはもし水分があっても吸収せず長期間変わらず断熱効果をもたらします。
発泡ウレタンは吹付けると膨らむ素材なのであまり膨らまない物にすると熱が入りやすくなってしまいます。
最後に
今回は良く使われているこの3つの断熱材をお伝えしましたがこの他にも住宅に使用されている断熱材はたくさんあります。
僕は正直どれを使ってもいいと思います。
但し、「性能が高ければ」です。
家を建てて完成してから住んでみて後悔したポイントで「暑い・寒い」は常に上位です。
デザインや間取りだけにこだわらず「断熱材」もこだわり打合せをしている施工会社がどの断熱材を使用しているのか、その断熱材の熱伝導率はどれぐらいなのかを聞くことをおススメします。
熱伝導率は「厚さ1m・面積1㎡の断熱材の表裏に1℃の温度差があるとき、1秒間にどのくらいの熱量が移動するか」を示した数字です。
岡本工務店では「ネオマフォーム」を推奨していますが、お客様の予算に合わせて最適な断熱材を提案させていただいています。
どの断熱材を使用しても快適な生活を提供します。
断熱材のサンプルや施工不良の断熱材・正しく施工された断熱材の2種類もご確認していただけます。
ぜひお気軽に事務所へお立ち寄りください。
私たち岡本工務店(アールプラスハウス大阪中央)では、創業115年来建築を通して笑顔をつくってきました。
その思いを胸にこれからも皆さんが家作りする上で重要な知識を中立的に情報提供していくことをお約束します。