COLUMN家づくりコラム

理想的な子ども部屋って?成長に合わせた家づくりの秘訣②

イエタッタ編集部
2022.03.24

新築を考える際、家族のライフスタイルの変化に応じた家づくりが必要になります。新学期や新生活がスタートする春。生活に変化の多い時期、将来の子どもの誕生や子どもの成長に合わせた、理想の住まいについて考えてみませんか。今回は、子ども部屋の間取りの考え方についてお伝えします。

 

◆可変性のある間取りとは

子どもの誕生や成長や家族のライフスタイルの変化に合わせられる、フレキシブルな間取りの住まいが理想。結婚、出産、子どもの成長、巣立ち、老後…長い目で見て、人の生活はその都度変化していくものです。そんなライフステージが変わるごとに、必要な部屋や暮らしやすい間取りなども変わってくるので、将来像をイメージしながらそれに合わせて動かしやすい仕組みを作っておくことが大切です。

 

 

可変性を考えた上で多いのが、10~20畳の広々とした部屋を作り、仕切り戸などを取り付けたり、個々のスペースを区分けできるような家具を設置したりして、必要に応じて柔軟に変化させられるようにしておくこと。将来的な子どもの人数が決まっていない間や、大人のテレワークスペースや収納部屋、子どもが小さいときは子どもが遊べるプレイルームとして広々と活用し、子どもが成長して個人部屋が必要になったときは、仕切りを活用してプライバシーを守るという方法です。

 

◆スキップフロアを利用した子ども部屋

また近年増えているのが、吹き抜けやスキップフロアなどを活用して、壁や扉のないオープンな空間を設けるケース。こちらも同様に、必要に応じて可動性の間仕切りを設置したり、家具でそれぞれの場所を区分けしたりと、開放感や家族間のコミュニケーションを保ちながら、パーソナルスペースを設けることができます。

 

◆リビング学習にはスタディコーナーが便利

リビング学習がスムーズにできるよう、キッチンやダイニングの一部にスタディコーナーを設けるという家庭も増えています。勉強道具や本などを収納できる大型の棚を造り付けたり、ホワイトボードや黒板壁紙を利用したりと、工夫の仕方はさまざま。子どもが利用しない間は書き物やアイロンがけといった家事などの大人の作業スペースとして扱えたり、使い勝手が良いのも魅力。

また、通路や階段下などのデッドスペースを活かしたスタディコーナーもあり。リビングやダイニングをすっきり広々と使いたい場合は、書棚や収納を設けてまとめてもいいでしょう。

 

◆子ども個性や受験に合わせて個室を活用する

フリーの個室があれば、周囲が気になって集中力が保てない場合や、受験期など勉強に集中しなければならない時期は活躍します。1畳からの狭い部屋であっても、今はコンパクトサイズのデスクやチェアが充実しているので、快適なスタディスペースを確保できます。

 

可変性を活かしながら工夫次第で、長く快適に過ごせる家が叶えられます。どんな子育てがしたいか、生活動線や家族みんなが快適に暮らせる家はどんなものかなど、じっくりとイメージをふくらませながら、理想の住まいを実現してくださいね。

 

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