COLUMN家づくりコラム

気に入った土地を見つけたら確認すること

イエタッタ編集部
2021.06.17

「ここはいいのでは」という土地を見つけた時に、確認するべきことがあります。
現地に行かなければわからないこと。
不動産会社の資料(重要事項説明書)でわかること。
不動産会社や住宅会社だけに頼らず、自身の目でも確認しましょう。
確認しないと、住んでから都合が悪い、工事費が高くなったなんてことが起きてしまう可能性があります。

 


1.コストアップになる要素がないか


以前のコラムの「こんな土地は要注意!コストアップになる土地」について解説しました。
土地に大きな高低差がある、上下水道がない、古家付き、背の高いブロック塀は、現地を見れば分かります。
防火地域や地区計画などの法的な規制は、資料(重要事項説明書)に書いてあります。
不安な場合や分からないときは、不動産会社や住宅会社に聞いてみましょう。

 


2.道路の幅は狭くないか


建築基準法で、道路の幅は4m必要となっています。
これは救急車や消防車等の緊急車両が、スムーズに通れるようにするための規制です。
もし、道路幅が4mなければ、道路の中心から2mの範囲は、何も建てることができません。
この規制を聞いた時、
「目の前の家はぎりぎりまで建っているのに、何故うちはだめなの?」
と言われる方がいます。
すでに建っている家や塀は、何もしなくても構いません。
悪質性が高く、行政指導が入る場合以外は、次に建て替える時に規制を守るように求められます。
建築基準法は、建物を建てる法律なので、家を建てる時に求められる法律だからです。
また、車の出入りのしやすさ、交互通行できる道路を希望するのであれば、道路幅は6m程度が目安です。
その場合は、交通量が多い可能性があるので、歩行時等の安全面を現地確認するのがいいでしょう。

 


3.徒歩圏に何があるか


その土地に住むとなれば、その周りに何があるかが重要です。
最も代表的なのは、通学です。
それ以外に、コンビニやスーパーなどのお買い物、公園に散歩等があります。
そもそも徒歩圏に、このような施設があるのか。
また、目的地までの歩道の有無、交通量、夜間の街灯の有無等の確認が必要です。

 


4.ゴミステーション(ごみ捨て場)の位置


利用頻度が圧倒的に多いのがゴミステーションです。
可燃ゴミで週2回、不燃等も入れると月に10回以上利用すると考えると、どこにあるかは非常に重要です。
雨でも苦にならないか。
通勤ついでや、車で通れそうな場所なのか。
苦にならずにゴミ出しができる場所にあるか、必ず確認しましょう。
現地を実際に歩いてみるのが最も確実です。
また、家の前だったとしたら衛生面やにおい、ごみの日に出される量等も確認することも重要です。

 


5.地域の習慣


全く異なる地域の土地の場合、地域の習慣を知ることが重要です。
町会費はいくらか。
年間行事でどのようなことがあるか。参加は必須か。
何か特別なイベントがあるのか。
地域によって、習慣は異なります。
不動産会社や住宅会社に聞けば、何か情報を探してくれる可能性もあります。
せっかく新居が快適なのに、馴染めない地に住んでは快適さも損ねてしまいます。
新興住宅地は、これから住む人たちで習慣を作っていくので心配はありませんが、
古そうな家が何件も建っている所は、なるべく情報収集をした方がいいでしょう。

 

 

条件のいい土地と、暮らしやすい地域、2つ揃って快適な生活につながります。
土地は早い者勝ちの要素がありますが、限られた時間の中で、上記項目をなるべく確認して購入を決断しましょう。

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