COLUMN家づくりコラム
家づくりが上手くいくポイント ①「洗濯と身支度の動線」
物を運ぶ距離を短くすることが「家事動線の整理」の第一歩
「家事動線の整理」は、言い換えると「家の中でのものを運ぶ距離を短くすること」です。毎日の生活でよく移動する物といえば衣類。服を選ぶことから、着替え・洗濯・干す・畳む・片付けまでの移動距離が短ければ短いほど家事は楽になります。移動が必要な動線の場合は、洗濯前や乾燥後の乾いた衣類を運ぶ計画にすると家事の負担が軽減可能です。動線計画がうまくいかない時は、衣類乾燥機を設置するのもいいでしょう。
衣類の仕分け
すべての衣類を1か所に収納しようとすると、広いクローゼットが必要になり、難しくなります。仕事着や制服はファミリークローク、お洒落着は個人の部屋と、分けて考えましょう。
収納計画
「整理整頓ができる家として、収納はたっぷり!」と考えるのは逆効果。収納のコツは、片付ける場所を決めておくことです。また、使う場所の近くに収納を設けることで整理整頓がしやすくなります。現時点の物の量を数えて、間取りに落とし込んでみましょう。必要以上の収納で家の面積が大きくなると、工事費が高くなるので注意が必要です。
動線計画
洗面脱衣室、物干しスペース、ファミリークロークが隣接できれば理想的です。難しい場合は干すスペースの近く、または同一階に洗濯機を設置しましょう。
洗濯物干し場
洗濯物はベランダに干すだけとは限りません。特に狭小地の限られたスペースでは、小さなベランダを作っても使いにくいものです。そこで、寝ているときや外出しているときに使わない廊下や洗面脱衣室などに部屋干しできるようにするのがおすすめです。換気をしっかりし5時間以内で乾かせば部屋干し臭の原因となる菌の増殖も抑えられます。