COLUMN家づくりコラム

知っておくべきマネープランニングと法律のQ&A②

イエタッタ編集部
2021.10.14

家づくりに関わる「お金」と「法律」。よく分からないし…とそのままにしておくと、後になって予想外の出費に驚いたり、工期が伸びてしまったり、仕方なくプランを変更することになりかねません。基本的な知識を学び、無理のない計画的なマネープランを立てましょう。

 

 

Q. 住宅ローンっていくら借りられるの?

 

A. 気をつけなければいけないのが、「いくら借りられるか」ではなく、「いくらなら返せるか」です。住宅ローン借入額の上限は、一般的に「本体工事費」と「別途工事費」を合計した取得価格の8割です。諸費用の支払いと、頭金2割(売買契約手付金、工事中間金など)は自己資金で用意する必要があります。

 

 

Q. ローンを借りようと思うのですが…。

 

A. その前に、現在の資産状況を確認しましょう。ちゃんとしたマネープランを立てないと危険です。「一生に一度の買い物だから」と、理想を追い求めて予算を超える家を建てた結果、ローン返済で生活が苦しくなったりしては、元も子もありません。早速、下記の計算表を埋めてみましょう。預貯金額、株式などの証券学区(現時点の価格で)、貯金目的の保険(満期保険金や解約返戻金)の自己資金から、不測の事態に備えての生活予備費、学費、老後資金などの取り分け額を引き、親からの資金援助があればそれも記入してみてください。

 

 

Q. 固定金利と変動金利のどちらがお得?

 

A. 一般的には、低金利のときには固定金利、高いときには変動金利がお得。しかし、住宅ローンは「低い金利で借りて早く返す」のが大原則!前者は、安定した返済計画を立てやすいけれど金利が高め。後者は、金利が低めで金利が下がれば負担が減り、上昇時は負担が増え、返済計画が立てにくいです。長所・短所を理解し、ライフプランに合ったものを選びましょう。

 

 

Q. 住宅ローン、注意すべき点は?

 

A. 住宅ローンはパートナーとの契約前に選びます。万が一、審査が通らなかったときを考え、事前審査を受けるといいでしょう。長い期間にわたっての返済になるので、必ず複数の金融機関に相談し、総合的に比較検討を!

 

  • 返済期間は短いほど支払い利息は軽減

まずは返済期間の検討を。返済期間は短いほど支払う利息は減少。例えば、3,000万円を借りる場合、返済期間が35年と30年とでは、月々の返済差額は7,722円ですが、利息は30年の方が総額で107万円ダウン。25年にすると、月々の返済額は上がりますが、利息は総額で212万円も軽減。定年退職までに完済するようにすれば、万が一、退職金や年金が十分支払われない場合でも安心。今厳しければ、最初は返済期間を長めに設定して、途中繰り上げ返済も可能。

 

  • 住宅ローンの手続きには費用がかかる!

住宅ローンを選ぶ際ノポイントは、金利の低さ。しかし、さまざまな諸経費の比較も大事。それは、住宅ローンの手続きには、印紙代や登記手数料、火災保険料等、さまざまな費用が必要だからです。必ず支払う費用もあるので、あらかじめの準備を。金利と諸経費をトータルで考えて選びたいですね。

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