COLUMN家づくりコラム

薪ストーブのはなし①「薪ストーブをすすめる理由」

イエタッタ編集部
2021.11.11

薪ストーブを実際に体感したときに、その暖房能力の高さに気付くと思います。その理由のひとつに、エアコンやファンヒーターのようにただ単に空気を暖めるだけではなく、遠赤外線による輻射熱の効果によって体の芯から暖めるような感覚を得られることが挙げられています。また、赤外線の性質として温度差のある場合には温度が低い方へと広がるため、建物の床や壁などの冷えやすい部分にも効果的に熱を伝えることができるのです。

 

 

このところのアウトドアブーム。自然のの中に身を置き、豊かな景色を眺めるだけで癒されますね。川の流れや、風が木々を揺らすさまは規則性を持つようで持たない「1/fのゆらぎ」としてその癒し効果が認知されています。その代表的なものが「焚火」。アウトドアの世界で焚火は注目され、さまざまなギアが市場をにぎわしています。その楽しみを家の中で楽しめるのが薪ストーブ。炉の中でゆらめく炎を眺めながらくつろぐ時間は格別でしょう。

薪ストーブのタイプによっては、ケトルなどを置いて沸かすことができたり、オーブンが一体化されており、調理ができるものもあります。日常の暮らしのなかでちょっとしたアウトドア体験がインドアで体験できるのもその魅力でしょう。

 

環境問題に関心が高まる中、カーボンニュートラルの概念がよく囁かれています。燃焼時に二酸化炭素を排出するから薪ストーブはよくない?いえいえ決してそんなことはありません。薪ストーブの炭酸ガス削減効果は、ハイブリッド車5台分の削減効果、または太陽光発電パネル36畳分のCO2削減ができる、と東北大学大学院環境科学研究科の新妻教授の研究室が2009年に発表した研究において試算されています。石油や発電に化石燃料を使用する電気と比較すれば、その炭酸ガス削減効果は明らかなのです。

 

いかがでしょうか。この記事を読んで少しでも薪ストーブに関心を持ってくれたら幸いです。

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