COLUMN家づくりコラム
憧れのおしゃれなインナーテラス・中庭がある注文住宅は本当にいいのか?
憧れのおしゃれなインナーテラス・中庭がある注文住宅は本当にいいのか?
(施工事例:四季折々に表情が移り変わる自然と共存できる平屋)
インナーテラスや中庭のある家は、多くの方にとって憧れの象徴ではないでしょうか。
しかし、憧れだけで作ってしまうと、後悔することになりかねません。
インナーテラスや中庭の失敗例やデメリットも考慮し、客観的に見て選択することが大切です。
ここでは、注文住宅のインナーテラスや中庭について詳しくご紹介します。
目次--------------------------------------------
・憧れがちでも失敗例・デメリットなどを参考に客観的に見て必要か判断しよう
・大阪・兵庫・京都・奈良・和歌山で注文住宅をお考えならイエタッタへ
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インナーテラスと中庭の違いとは?
(施工事例:リゾート気分が味わえる家)
インナーテラスと中庭は、注文住宅におけるおしゃれで機能的な空間ですが、その特性は異なります。
まず、インナーテラスは、建物内か半屋内に設けられるスペースを指します。
住宅の外壁より内側に位置し、壁や屋根に囲まれているのが特徴です。
屋外のような開放感を屋内で感じられるのが魅力で、天候に左右されずに利用できるのは大きなメリットです。
これに対して、中庭は建物に囲まれた屋根のない開放的な空間です。
採光や風通しの良い自然に近い環境を家の中心に持つことができます。
それぞれの空間には、家族のくつろぎ方やライフスタイルに合わせた様々な活用法があります。
屋内に屋外の雰囲気を取り入れたいならインナーテラス、自然光や開放感を重視するなら中庭を選ぶと良いでしょう。
これらを上手く融合させることで、日常生活に新たな潤いと快適さをもたらすことができます。
インナーテラスのメリット・デメリットとは?
(施工事例:インナーテラスでくつろぐ家)
ここでは、インナーテラスのメリットとデメリットについて、詳しく見ていきましょう。
インナーテラスのメリット
・悪天候に左右されずに使える
外が雨や雪、強風でも、インナーテラスなら快適に過ごせます。
冷暖房設備を整えれば、さらに居心地が良くなるでしょう。
・広々とした空間の演出
室内にあるインナーテラスは、家の一部として開放感あふれる空間を作り出します。
リビングと一体化したり、自由に開閉できる間仕切りを設けたりすることで、より広がりを感じられるでしょう。
・汚れを気にせず使用可能
汚れに強い素材を床に選べば、バーベキューや趣味の活動なども気兼ねなく楽しめます。
・室内干しスペースとして利用可
悪天候の日でも、インナーテラスなら洗濯物を干すのに便利です。風通しの良さや、南向きの設計で外干しに近い効果を得られます。
・来客用スペースとしても有用
急な来客や友人との時間にも、インナーテラスは別のリビングとして活躍します。
・プライバシーを守りつつ開放感を楽しめる
室内にあるため、周囲からの視線を気にせずにリラックスできます。
・子どもの安全な遊びスペースになる
飛び出し防止や防犯面でメリットがあり、水遊びや絵の具遊びなど、子どもが存分に遊べるスペースとなります。
(施工事例:テラスと一つの空間につながる大空間のLDK。光と風、緑を日々愉しめる上質でおしゃれな暮らし)
インナーテラスのデメリット
・高コストの可能性
インナーテラスは外溝工事の一般的なテラスと比べ、コストが高くなります。
屋根や壁断熱材など、本体工事が必要となるため、費用が高騰することがあるでしょう。
・固定資産税の増加のリスク
インナーテラスを設けると、建築面積が増え、固定資産税が上がる可能性が高まります。
屋根や壁がある構造は建築面積に含まれ、固定資産税の算出要素となるため、注意が必要です。
・使い勝手とデッドスペースの問題
インナーテラスの動線が悪いと使い勝手が悪くなり、デッドスペースになってしまう可能性があります。
事前に使い方をイメージし、目的や動線をしっかり考慮することが大切です。
・隣接部屋への影響
インナーテラスを設置することで、隣接する部屋が狭くなったり、暗くなったりすることもあります。
特に屋根があるため、隣の部屋への光が遮られることもあり、十分な配慮が求められます。
インナーテラスには便利な側面もありますが、デメリットも存在します。それらを理解して、インナーテラスの導入を検討しましょう。
中庭のメリット・デメリットとは?
(施工事例:一階と二階のデザインで雰囲気がそれぞれ異なる「土間と中庭のある家」)
注文住宅で中庭を作る際は、考慮すべきメリットとデメリットがいくつかあります。
詳しく見ていきましょう。
中庭のメリット
・明るく快適な空間
中庭を持つ住宅は、狭小地や住宅密集地でも十分な採光と通風が可能です。
たとえば、3面を家で囲んだ中庭なら、部屋全体が自然光で明るくなり、季節の風を感じながら過ごせます。
・プライベート空間の確保
ロの字型中庭は、4面が家に囲まれた完全なプライベート空間です。
外からの視線が遮られ、屋外にいながらも自由に過ごせる場所になります。
一方、コの字型中庭は開放感があり、ガーデニングや外とのつながりを楽しめる空間です。
・防犯性の向上
ロの字型中庭は特に、外部からの侵入が難しく、防犯性に優れています。
特に平屋で大きな窓が多い家では、中庭を設けることで安心して窓を開けられるでしょう。
・開放的な室内デザイン
リビングを中庭とつなげることで、家の外とのつながりが生まれます。
大開口の窓を設置することで、実際の間取り以上に広々とした空間が演出できるでしょう。
・多機能な活用スペース
ウッドデッキを設置することで、リビングとの段差をなくし、移動がしやすくなります。
これは、小さな子どもの遊び場や家族でのBBQ、ペットの遊び場としても大活躍するスペースになるでしょう。
中庭のデメリット
・居住スペースの減少
狭い土地では、中庭を作ると居住スペースがさらに狭まります。
その結果、生活する上で不便を感じることがあるかもしれません。
中庭を設計する際は、居住スペースを最優先に考えましょう。
・メンテナンスの必要性
ウッドデッキは一般的に10~20年で耐久性が落ちます。
天然木より耐久性のある人工木を選ぶか、定期的なメンテナンスが必要です。
中庭に植栽をした場合も、落ち葉の掃除や雑草対策が不可欠です。
・排水問題
中庭は水が溜まりやすい構造です。
湿気がこもると、苔や虫の発生リスクが高まります。
ロの字型の中庭は特に注意が必要で、設計段階から排水設備をしっかり検討しましょう。
・建築費用の増加
複雑な形状の中庭は、建築費用を高めます。
特にロの字型やコの字型は凸凹が多く、費用がかさみがちです。
また、大きな窓を設置すると、さらにコストが上がる可能性があります。
中庭のある家は魅力的ですが、上記の点を踏まえ、資金計画と照らし合わせながら慎重に検討することが大切です。
憧れがちでも失敗例・デメリットなどを参考に客観的に見て必要か判断しよう
(施工事例:和紙の匠のこだわりが詰まった、大空間を建具で変容させる家)
おしゃれなインナーテラスや中庭を設けることは、多くの人にとって憧れですが、失敗例も少なくありません。
計画段階での日当たりの確保が不十分だと、望んだ通りの明るさを得られないことがあります。
また、屋根をつけると日差しが遮られることもあるため、専門家と十分に相談することが大切です。
予想外の出費として、固定資産税の上昇も挙げられます。
特に、ベランダに屋根をつけてインナーテラス化すると、税金が増える場合があります。
さらに、実用性がなくなるケースも考えられます。
ただの物置き場と化してしまい、見た目も悪くなることもあります。
インナーテラスを作る目的や必要性を事前に明確にすることが重要です。
ライフステージの変化を考慮し、将来的にも使い続けられるかを検討しましょう。
大阪・兵庫・京都・奈良・和歌山で注文住宅をお考えならイエタッタへ
憧れから始まることの多いインナーテラスや中庭の設置ですが、失敗を避けるためにもこれらの点を考慮し、慎重に計画を進めることが大切です。
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