COLUMN家づくりコラム

分譲住宅の区画の選び方は何がポイント?

イエタッタ編集部
2024.02.14

分譲住宅の区画の選び方は何がポイント?

 

分譲地


分譲住宅の購入を検討されている方の中には、区画の選び方についてよく分からずに不安に感じている人も多いのではないでしょうか。分譲住宅を購入する際の区画の選びは、将来の暮らしにとても大きな影響を与える可能性があります。

こちらの記事では、分譲住宅の区画の選び方や後悔しがちなポイントについて解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

 

目次--------------------------------------------

・分譲住宅の区画は面している道路の位置で選ぼう

・接道状況も見てみよう

・分譲地に複数回訪問し、周りの環境などをよく把握しよう

・ゴミ置き場の位置もしっかり確認しよう

・大阪・兵庫・京都・奈良・和歌山で注文住宅をお考えならイエタッタへ

・関連リンク

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分譲住宅の区画は面している道路の位置で選ぼう

 

分譲地

 

分譲地は、不動産会社が広い面積の土地を一定の大きさに分割して販売するものです。この土地は、通常、細かく区画が整理されており、それぞれの区画には住宅や建物を建てることができるスペースが割り当てられています。このような細かな区画整理がなされているため、土地の境界線や区画の位置が明確で分かりやすいのが特徴です。

 

また分譲地は各区画の形や大きさ、立地条件などが明確に提示されているため、購入者は自身のニーズや予算に合った土地を選ぶことが出来ます。さらに、分譲地では通常、基本的なインフラや生活に必要な設備が整備されていることが一般的です。道路や水道、電気などのインフラが整備されているため、購入者はすぐに住宅を建てることができます。

それでは、様々な分譲地の選択肢が存在する中、どのように区画を選んでいけばよいのでしょうか?

 

まず住宅を建てる分譲地を選ぶ際に特に重要となるポイントが「道路の位置」です。

なぜなら、面する道路の位置によって、住宅の日当たりや暮らしの快適さが大きく左右されるからです。

例えば、日当たりが良い方向に面している場合は、遮るものなく家の中に光が差し込みます。逆に、日当たりが悪い場合でも、住宅のレイアウト次第では快適な生活を実現できることもあります。

それでは方角に道路がある場合の特徴を順番に見ていきましょう。

 

・東側に道路

 

まず、東側に道路がある場合は、午前中に日がしっかりと当たるため、日当たりが比較的良いという特徴があります。このため、建物全体や庭などへの日光の入り方が良好であり、日中の明るさや暖かさを確保しやすくなります。特に朝の時間帯には、東から昇る太陽が建物に直接当たるため、室内が明るく爽やかな雰囲気に包まれます。

 

朝日が差し込む窓

 

また、寝室を東側に配置することで、朝の光を取り入れやすくなります。朝日を浴びることで目覚めがスムーズになり、自然光の効果によって目が覚めたときの気分も良くなります。さらに、健康面や生活リズムの調整にも良い影響を与えることが期待されます。

 

・西側に道路

西側に道路がある場合は、午後に日差しが強くなります。これによって、建物や庭などが十分な陽光を受け取ることが期待されます。特に冬場においては、西からの陽光を確保することで、室内が暖かく保たれる可能性が高まります。暖かな陽射しを受けることで、住宅内の快適性が向上し、暖房コストの節約にもつながるかもしれません。

 

夕日が差し込む窓 

しかし、一方で西側に道路がある場合は、西日対策が必要とされることもあります。夏場においては、午後からの強い日差しや夕方の暑さが室内に直接入り込むため、室内の温度上昇や日射による不快感が生じる可能性があります。このため、遮光カーテンや日よけ、外壁や窓の断熱対策など、西日を遮断・遮蔽する工夫が必要となります。

 

・南側に道路

 

南側に道路がある場合は、日当たりや日照時間が良好であることが多く、そのため人気が高いエリアと言えます。南向きに面した住宅は、冬場でも太陽光を効果的に取り込むことができ、室内を暖かく保つことができます。また、夏場においても、日中の強い日差しを適切にコントロールしながら、快適な居住環境を維持することができます。

 

日差しが差し込む窓

 

さらに、南側に道路がある場合は、全体的に日が差しやすく、室内に光を取り入れやすい環境が整っています。このため、間取りや配置に関わらず、建物全体に自然光を均等に取り入れることが可能です。明るく開放的な空間を実現し、居住者が快適に過ごすことができます。



・北側に道路

 

まず、北側に道路がある場合、日照条件は他の方向に比べて悪い傾向があります。北向きの住宅は、太陽光を十分に取り込むことが難しく、室内が暗く感じられる可能性があります。そのため、冬場においても日中の陽射しが届きにくく、室内の寒さが感じられることがあります。

一方で、北側に道路がある場合は、価格が他の方向に比べて抑えられやすい傾向があります。日照条件が悪いため、需要が低くなりがちであり、その結果、価格が下がることがあります。そのため、予算に制約のある人々にとっては、北向きの住宅が手に入りやすいメリットがあります。

 

プライベートな時間

 

その他には、プライベートな空間を確保しやすいというメリットもあります。南側や東側に比べて通行量が少なく、建物の周囲が比較的静かな環境になりやすいため、住宅内でのプライバシーを重視する人々にとっては魅力的な要素となります。

 

接道状況も見てみよう

 

分譲地を選ぶ際にチェックしておきたいポイントとして、「接道状況」にも注意しておきましょう。

分譲地は広い土地を不動産会社が分割・販売しているため、道路に面した場所と奥まった場所で暮らす場合とでは、道路までのアクセスのしやすさに大きな差があります。

さらに日照条件や暮らしやすさにも直結し、日々の生活で感じるストレスにも繋がってくるため、場所ごとのメリットやデメリットをよく把握したうえで選択するのが大切です。

 

・道路に面した土地

道路に面した土地は、直接道路に接しているため、出入りがしやすいという利点があります。日常生活での荷物の運搬や車の出し入れ、また引っ越しの際などにも便利です。また、道路に面している土地は、公共交通機関の利用や近隣施設へのアクセスも良好であることが多いため、生活の利便性が高いと言えます。

 

道路に面した土地

 

南側に面している場合は、日当たりが良好であることが多いですが、日当たりが良い反面、通行する人々や車両からの視線に注意する必要があります。プライバシーを確保するために、適切なフェンスや植栽などの工夫が必要です。

 

・角地

まず、角地の最大の特徴は、2辺以上が道路に接しており周囲が開けているため、建物からの眺望や通風が良好であることです。また、周囲に隣接する建物がないため、プライバシーが保たれやすいという利点もあります。このため、開放感やプライバシーを重視する人々にとって、角地は魅力的な選択肢となります。

 

角地

 

また、角地は防犯性が向上するという利点もあります。2つ以上の道路に面しているため、不審者が侵入しにくくなります。また、通行人や車両が通り過ぎることで、周囲が明るくなり、不審者が近づきにくい環境が整いやすくなります。

一方で、角地には駐車が少し難しい場合があるというデメリットも考慮する必要があります。角地は周囲が開けているため、駐車スペースが限られていることがあります。また、車両の出し入れが制限されることもあります。そのため、駐車スペースの確保や車両の出し入れには注意が必要です。

 

 

・旗竿地

 

旗竿地は細い通路で奥行きがあり、特有の形状を持つ土地で価格は抑えめであることが多いです。一般的な正方形や長方形の土地に比べて形状が特殊であるため、需要が少なくなりがちです。そのため、同じ面積の土地でも価格が低めに設定されることがあります。

 

一方で、旗竿地の特徴として、車の出し入れに工夫が必要という点が挙げられます。通常の土地と異なり、細い通路を通って奥まで進まなければならないため、車の取り回しが難しくなります。また、通路が狭いため、周囲の建物や植栽との距離に注意が必要です。

 

しかし、旗竿地には静かな環境で生活したい人にはおすすめの一面もあります。通常の道路から離れた位置にあるため、通りからの騒音が少ないことが多く、プライバシーが確保しやすい環境になります。




分譲地に複数回訪問し、周りの環境などをよく把握しよう

 

周りの環境

 

分譲住宅では建物が完成した状態で購入するため、家の外観や価格といった条件で選んでしまいがちです。

しかし、分譲住宅を選ぶ際に特に大切なのは、その土地で快適に生活するための過ごしやすさです。

 

そのためには、分譲住宅を購入する前に区画そのものの位置や特徴だけでなく、周辺の環境や住宅内の間取りなども含めた総合的な暮らしやすさを考えるのが望ましいと言えます。

 

不動産会社の書面だけで確認しても実際に暮らす時のイメージは湧きにくいため、気になる物件がある場合は何度も現地に足を運んで周囲の環境を確認しましょう。

 

現地を訪問する際は、曜日や時間をずらしながら何回か訪れるのがポイントです。

住宅まわりの通行量や騒音といった周辺環境は、曜日や時間帯によって変化します。

一日の生活の仕方や家の間取りなどを踏まえて、日照時間や日の差し込み具合も考慮した分譲地選びをしましょう。

 

ゴミ置き場の位置もしっかり確認しよう

 

ゴミ捨て業者

 

分譲地を選ぶ際は、町内のゴミ置き場の位置にも気をつけましょう。

ゴミ置き場は町内の中でも比較的日当たりが良い角地に設置されることが多いため、その近くの住宅であるということは環境的に悪くないとも言えます。

さらに、ゴミ捨て場の近隣に位置する分譲地は他の区画よりも金額が安い傾向にあり、コストパフォーマンスの面で優れているとも考えられます。

 

一方で、生活スタイルによっては、朝のゴミ出しの騒音などで安眠が妨げられるといったパターンも考えられます。

さらに、決まった曜日にゴミを出さずに放置する住民がいる場合など、住民のルール違反によって悪臭や虫の発生と言った様々なトラブルが発生するリスクもあります。

 

そのため、家に害虫が近寄らないように対策する、迷惑な住民がいないか前もって近隣の住民に聞いておく、といったリスク管理は必要となるかもしれません。

 

 

大阪・兵庫・京都・奈良・和歌山で注文住宅をお考えならイエタッタへ

 

分譲住宅の区画の選び方や後悔しがちなポイントについて解説しました。

信頼できる業者に分譲地や周囲の環境についてよく確認し、後悔の無い分譲地選びをしましょう。

 

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