COLUMN家づくりコラム
注文住宅のはじめの一歩、土地探し・土地選びのコツについて《中編》土地の良し悪しの見極め方
注文住宅のはじめの一歩、土地探し・土地選びのコツについて《中編》土地の良し悪しの見極め方
「注文住宅を建てたいけど、どんな土地を買うべき?」「とても安い土地を見つけたけど、買っても大丈夫?」
土地探しは注文住宅を建てる上で欠かせないことですが、なかでも土地の良し悪しの見極めは満足できる家づくりに深く関わってくるポイントです。
注文住宅用の土地をお探しの方のために、買った方が良い土地や買わない方がいい土地のポイントをご紹介します。
なお、こちらは中編なので、前編・後編もご参考にしていただければと思います。
・注文住宅のはじめの一歩、土地探し・土地選びのコツについて《前編》土地ルールについて
・注文住宅のはじめの一歩、土地探し・土地選びのコツについて《後編》知っていおきたい情報
目次--------------------------------------------
・大阪・兵庫・京都・奈良・和歌山で注文住宅をお考えならイエタッタへ
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良い土地とはどのような土地なのか?
注文住宅を建てる場所にふさわしい、一般的に良い土地と言われる条件はどのようなものなのでしょうか。
【自然環境の観点から安心できる】
注文住宅づくりに地盤の強さは重要で、地盤が弱いと追加で地盤改良工事が必要になり、費用もかさみます。今は問題がなくても、過去に地盤沈下などが起きた土地はできれば避けましょう。水害や地すべり、土砂崩れなどの自然災害に合う可能性が低い土地であることも確認しましょう。
また、良好な日当たりは住宅内部を明るくし、冷暖房のエネルギー効率を向上させるだけでなく、心地よい居住空間を作り出します。朝方から夕方にかけて日が差し込む配置や、障害物が少ない状態が理想的です。
風通しの良い場所であることは、建物周辺に風が通り抜ける状態を指します。風通しの良い場所では、新鮮な空気が適切に循環し、室内の換気がしやすくなります。これにより、湿気や悪臭の軽減が期待でき、健康的な居住環境を保つことができます。
【周辺の生活環境が整っている】
住む方のライフプランに必要な施設がそろっていることも、良い土地のポイントです。
立地や交通アクセスの便利さも、あわせて確認しましょう。また、近くにあると便利な学校、病院、ショッピングエリア、コンビニエンスストアなどの位置も確認しましょう。
実際にその土地を訪れて自分の目で見ると、情報だけではわからない部分も見えてくるのでおすすめです。
【法的制約や規制が希望にあうかどうか】
土地が所在する地域や自治体によって、建築に関する制約や規制が異なります。その地域の都市計画や用途地域の規制、高さ制限、建物の配置制限などに従った注文住宅を建てなければいけないので、事前に確認し、計画した住宅が地域の法令に適合しているかどうかを確認しましょう。
また、土地の所有権や権利関係が明確であることは、トラブルを避けるために不可欠です。注文住宅を建てる前には土地の所有者、借地権の有無、他者の利用権などを確認し、必要な手続きを適切に行うことが求められます。土地の所有者や権利関係のはっきりした土地を選ぶことで問題を未然に防ぐことができます。
災害に強い土地とは?
どの土地を選んでも、何かしらの災害の可能性はあります。
しかし災害に強い土地を選んで住まいを建てれば、災害にあう可能性は低くなります。
買いたい土地が見つかったら、国土交通省や自治体が発表するハザードマップで安全性を確認しましょう。
水害や土砂、地震の災害リスクマップなどを参考にして、リスクの低い場所を選び災害に強い理想の住まいづくりをしましょう。
地盤の強い土地の種類は山地・丘陵地・台地ですが、斜面の角度が急な場合、地すべりや斜面崩壊などの危険性があり、必要に応じて土地に擁壁(ようへき)工事を行います。
擁壁工事とは斜面を安定させるための工事で、コンクリートブロックや鉄筋コンクリートを使い、斜面の崩壊を防ぐものです。
低地であっても盛土や切土により土地に高低差がでるときは、擁壁工事をするケースがあります。
洪水や高潮などの水害に対しては、高台に位置している土地が有利です。また、地勢が均整しており、急峻な傾斜がないことも重要です。河川や湖、海に近接している場合は、治水事業や堤防の整備が行われているかどうかを確認することが重要です。
注文住宅が建てやすい土地の形とは?
注文住宅を建てやすい土地の形とは、できるだけ四角形に近い形です。
四角形の土地はシンプルな構造の家を建てやすく、複雑な構造の家を避けられ、費用や間取りのしやすさにつながります。
まっすぐな柱で間取りがシンプルなほど、部屋ごとの広さを確保した間取りが叶います。
複雑な形の土地は価格などのメリットがあったとしても、たとえば日当たりが悪いと、採光基準を満たすために複雑な構造になるでしょう。
すると希望の間取りが難しく、部屋の広さを十分取れないかもしれません。また、デッドスペースが多くなり、活用できないままになることもあります。
建物の1階と2階で構造が大きく違う家や、コの字型など極端に四角形と異なる家は、構造が複雑になる分費用がかかります。
土地の広さが同じでも形が違えば、建てられる家の間取りも異なります。
より自由度が高く希望どおりの注文住宅をつくりたい場合は、四角形にできるだけ近い土地を選びましょう。
買わないほうがいい土地とは?
注文住宅用の土地で、買わないほうがいい土地の条件をあげておきます。
見つけた土地が以下の条件にあてはまるときは、相場より土地価が低く入手しやすくても、再検討しましょう。
【周りより低い場所にある】
雨が降ると周りから雨水が流れ込み、地下水がある場合も同様です。
湿度が高いとカビなどが発生しやすくなります。
【交通アクセスが不便】
最寄り駅やバス停までが遠く、車での移動が必須な場所は、年齢を重ねると不便さを感じやすい土地です。
【目の前の道路に消火栓がある】
目の前の道路に消火栓がある場合、駐車場の出入口を取れないおそれがあります。
防火水槽がある場合も同じで、避けた方が良いでしょう。
【道路に接していない】
家を建てるには、土地の一面が4メートル幅の道路に接していなければなりません。
道路に接していないと土地の中に道路を確保する必要があり、建築できる家は小さくなります。
【抵当権を抹消していない】
住宅ローンなどの担保に抵当権が残ったままの土地は、代金を支払っても自分のものになりません。
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注文住宅の建築に必要な土地の選び方をご紹介しました。
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