COLUMN家づくりコラム
注文住宅のはじめの一歩、土地探し・土地選びのコツについて《後編》知っていおきたい情報
注文住宅のはじめの一歩、土地探し・土地選びのコツについて《後編》知っていおきたい情報
「注文住宅用の土地をできるだけ安く買いたい」「駅に近い土地にデメリットはある?」
注文住宅を建てる土地は費用を抑えて購入したいですよね。
ここでは購入におすすめの土地の種類や、家づくりの人気条件のメリット・デメリットをご紹介します。
なお、こちらは後編なので、前編・中編もご参考にしていただければと思います。
・注文住宅のはじめの一歩、土地探し・土地選びのコツについて《前編》土地ルールについて
・注文住宅のはじめの一歩、土地探し・土地選びのコツについて《中編》土地の良し悪しの見極め方
目次--------------------------------------------
・駅に近ければいいわけではない!?駅近・駅遠のメリットデメリットとは?
・南向きがいいわけではない!?南向きの土地のメリット・デメリット
・古家付土地が安いのは本当なのか!?安い理由と古家解体にかかる費用
・大阪・兵庫・京都・奈良・和歌山で注文住宅をお考えならイエタッタへ
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知っていたら得!?都市部の土地を安く買えるチャンスかも
生産緑地制度で指定を受けた土地は、30年間税制の優遇期間が過ぎ生産緑地の行為制限が解除された場合、宅地へ転用できます。
2022年問題とは、そのような土地がいっせいに出て土地価が下がることを言いましたが、政府の対策により税制優遇措置の延長が選択肢にあがったことで、土地価の暴落は防がれました。
しかし優遇措置を受けた土地所有者は9割弱であり、残りの所有者の土地は宅地に転用された可能性が高く、場合によっては土地を安く入手するチャンスです。
土地が市場にたくさん出ることは、売りたい方にとってはデメリットですが、注文住宅を建てたい方など買いたい方にはメリットです。
生産緑地の指定を受ける農地は都市部に集中しています。
宅地へ転用した土地を狙うと、交通アクセスがしやすいなどメリットが多数ある土地を、費用を抑えて買えるチャンスがあります。
駅に近ければいいわけではない!?駅近・駅遠のメリットデメリットとは?
交通アクセスの便利さは、理想の住まいの条件にあげる方も多いポイントです。
しかし、駅から近ければ良いとも限りません。
そこで駅近と駅遠それぞれのメリットとデメリットを解説します。
・駅近のメリット・デメリット
駅近とは明確な基準はありませんが、主に徒歩10分圏内に最寄り駅があることを指します。不動産業界では徒歩1分の距離=80mとしているので、最寄り駅までの距離が800m程度ということになります。
そんな駅近のメリットは下記のような点が挙げられます。
①通勤通学が便利
②商業施設が多い
③夜でも照明が多く明るい
④比較的売りやすい
⑤雨の日に濡れる時間が少なくなる
なかでも③に関しては、駅近の方が夜でも人通りが多いので、女性や子供にとっては嬉しいかもしれません。
一方でデメリットとしては、下記のような点があげられます。
①建物が密集しやすく日当たりなどが希望通りにならない可能性がある
②開発が多く土地購入後周りの環境が変わる可能性がある
③人通りや電車など騒音がある
④土地価が高め
このように、駅近になると便利さや安全面などを大事にしたい方向けになってきます。
・駅遠のメリット・デメリット
駅から離れるとみなさんご存じかもしれませんが、まずは比較的安く広い土地を手に入れられることが多くなります。他にも下記のような点があります。
①同じ価格でもより広い家を設計できる
②駐車場確保をしやすい
③緑が豊かな土地が比較的多い
④その土地の大きさや周りの土地などに余裕があり、日当たり・眺望などが良い
そしてデメリットとしては下記のような点が考えられます。
①通勤通学に時間がかかる
②夜道が暗く人通りも少ない・歩く時間が長いと後を付けられやすい
③商業施設が少ない
④バスなどを使っている場合は駅に着くまでの時間が読みにくい
これらを踏まえると、住み心地を重視したい人やあまり普段外に出ない人などにおすすめです。
駅近・駅遠を迷っている方は、実際に駅と検討している場所を行き来して距離感をつかむことをお勧めします。
また、普段よく行くスーパーはどこになりそうか、帰り道によって帰ることは出来るのかなど、生活に必要な動線をあらかじめ考えてみることもおすすめです。
南向きがいいわけではない!?南向きの土地のメリット・デメリット
南向きの土地とは、土地の南側が道路に面した土地のことをいいます。
坪単価が高くなりやすい土地ですが、住むことを考えると、必ずしも南向きの土地が一番とは限りません。
南向きの土地のメリット・デメリットを知って、本当に南向きの土地が自分たちに良いかを判断しましょう。
・南向きの土地のメリット
日差しを遮る建物が少なく、住まいの日当たりが良いケースが多いです。
南側にある部屋はすべて日差しが十分入るため、照明なしでも明るい時間が長くなります。
風水では、東南角地の土地は朝から日中まで日差しを十分に浴びられる良い土地と言われています。
・南向きの土地のデメリット
南側に道路があると道路から家の中が人目につきやすく、プライバシーを守るため一日中カーテンを引いたままになることもあります。
日差しが入りすぎてまぶしく、カーテンを引くケースもあるでしょう。
また南側に玄関を置く間取りになり、その奥にある部屋は日差しが入りにくくなります。
このように南向きの土地にもメリット・デメリットがあるので「南向き」という言葉だけにとらわれず、幅広い可能性を視野に入れながら検討しましょう。
方角に関してですと、「東向き」が南向きに次いで人気があります。
東は太陽が上る方向なので、夏場は夜の涼しさが残ったまま朝日が差し込み、スッキリ目覚められます。
古家付土地が安いのは本当なのか!?安い理由と古家解体にかかる費用
・古家付土地が安い理由
同じ土地でも古家付のほうが、相場よりも安く購入できる場合が多いです。
この古家とは、人が住める中古住宅ではなく老朽化などが進み使えない家のことで、解体費用などを考慮し安くなっています。
築20年以上の木造住宅は古家扱いになるケースが多く、中には手入れをすればまだ住める物件もあります。
ただしリノベーションして住んだ場合、何らかの損害があっても自己責任のため注意しましょう。
・古家解体にかかる費用
古家付土地を購入し注文住宅を建てるには古家の解体が必要で、費用は木造家屋の場合1坪あたり4万~5万円程度で、広さに応じて総額は変化します。
しかし土地に接する道路の状況により、重機や大型トラックの出入りができない場合は手作業になるため、費用は上がります。
家以外にカーポートや塀がある場合はそれらの撤去も必要で、費用が2倍以上になるかもしれません。
このように古家の解体費用が追加されてくるので、土地が安く買えるからと言って安易に考えてはいけません。
大阪・兵庫・京都・奈良・和歌山で注文住宅をお考えならイエタッタへ
注文住宅に必要な土地をできるだけ安く買う方法や、駅近のメリット・デメリットなどをご紹介しました。
生産緑地から宅地へ転用した土地は、比較的安く狙い目です。
駅近・駅遠それぞれにメリット・デメリットがあるので、ご自身にあった立地の土地を選びましょう。
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